12月2日〜10日まで京都のギャラリーYDSさんで開催されている「郷土菓子研究社と31人の作家の器」展におじゃましたとき、キッチンでこっそりごちそうになったのが、「磯もち」。
ネーミングから、すでになんのことやら?のお菓子で、包装紙を開けて、さらにびっくり。この薄い緑色のものはなに?とよくよく見ると、なんと、とろろ昆布。お餅っていうことは、この下にお餅が?どんな状態で?どんな味?と、謎は深まります。
1個いただきました。
おおおおおおーーーー!
柔らかい羽二重餅の中に白あんと甘いうぐいす豆が入っていて、そのまわりをたっぷりのとろろ昆布が包んでいるのです。しょっぱい、甘いの禁断の味です。
こんぶの香りとうまみってけっこうインパクトが強いと思うのですが、あん餅の控えめな甘さを邪魔することなく、相乗効果でおいしさを高めています。ホントにびっくりしました。おいしかったです。
この柔らかさでは、日持ちがしないので、できたてを食べるような、贅沢な郷土菓子だと思います。お店は大阪の枚方市にあるそうです。
仕事で日本全国のあちこちに行くことが多いのですが、交通網やインターネットの発達で日本も狭くなったように感じるものの、やっぱりまだまだ広いのです。土地の面積は海外の国よりずっと狭くても、東西に長い日本って風土が持つ深さが違うのですよね。
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