今年のクリスマスイブは、そば祭り。グー先生こと林幸子先生にお招きいただき、そばの会を堪能してきました。
席に用意された箱の中には、見た目も楽しいお料理がぎっしり。白黒のこれは?と謎の料理は、白和え。黒練りごま、チーズ、サーモンが混ぜてあります。くわいの素揚げ、昆布巻き、ピンと尻尾が二股に分かれたぴちぴち新鮮な海老、しいたけ煮、大きい黒豆、ぎんなん、栗の甘露煮、百合根のゆず胡椒和えと、これだけですでに大満足。
続いて近江牛のすじこん。ほどよい甘辛さが牛肉にしっかり染みこんでいて、お酒の絶好のつまみです。添えられている生麩との相性がまたいい感じなのです。豪快な旦那に寄り添う楚々とした美女とでもいいますか。
次に出てきたそば巻きがまた絶品。吉田商店さんの海苔でくるっと巻いた中には、あなごとキュウリ、そばの具がふんわりと詰まっています。そば巻きは2本いただけたのですが、あなごの腹の部分と尻尾の部分で、また食感と味のバランスが変わるのが驚きなのです。塩加減も絶妙で、さすが塩コレクターのグー先生です。
おそばは、まず志の輔好みのおろしそばから。向こうが見えるうすーいかつおぶしと、大根の甘みがじんわり舌を喜ばせるおろしがたっぷりかかっています。おつゆまでしっかりぐびぐび飲んでしまいました。
ざるそばもキリッとだしのきいたつゆで、つるっといただけてしまいます。さすがにこの頃になると、おなかもいっぱいに。
でも、甘味は別腹。そばがきをお汁粉仕立てにしたデザートが、またほっとする味なのです。さらっとした上品な粒あんがふわっとししたそばがきの素朴な味わいを引き立てています。
大満足のクリスマスイブでした。ごちそうさまです!
そば巻、また食べたいなぁ〜。
グー先生の著書もたくさんありますが、日本料理つながりで、抹茶の料理本をぺたり。
吉田商店さんの海苔も本当においしい。私は吉田商店さんのおかげで、海苔は香りが命ということを知ったのです。