今回は初日に仕事が終わってしまい、帰京する飛行機がなかったことから一泊することに。レンタカーもあったので、有田に寄ってみました。
お店がたくさんあるので、うつわの師匠に教えを請うたところ、「手塚商店」さんを教えてもらいました。行ってみると開店時間を過ぎているのに、「ん?開いてない?」。 そういうこともあるかもね〜と思い、他のお店に行っていたのですが、どうしても諦めきれない。
店構えの雰囲気も、どうも閉店時間という感じでもなかったので、電話をかけてみたら、運よく通じたのです。所要で不在だったとのことで、「これからまた出るんですけど」というところを「近くにいるんですけど〜」とお願いして、15分ほど開けてもらいました。ラッキーでしたけど、手塚商店さん、ごめんなさい。ありがとうございました。
お店に入ってみたら、めくるめく世界です。わー、これも欲しい、あれも欲しいと思ううつわがいっぱい。手塚商店さんのお店も大正時代の建物だそうで、歴史ある立派な店内を眺めているだけでも楽しくなります。
手塚商店は販売店というより、ギャラリー兼販売のお店だったらしく、陶芸作家さんの作品がずらり。作品の後ろにはっきりと人間がいると分かるものは、心をわしづかみされますね。とくに手塚商店さんのうつわは、セレクトが私のツボ。完成度が高いにもかかわらず、きどっていなくて、普段使いにできる親しみやすさがあるのです。
有田焼は量産したものか、ものすごーいお高い芸術作品か、というイメージだったので、「あ、こういう作品もあるのね」と目から鱗でした。
もっと買いたかったのですが、お財布には限界というものがあります。悩んでいる時間もなかったので、泣く泣く絞り込み、買ったのは、たなかふみえさんの3品。それと、瀬戸口真さんの小鉢を買いました。
うつわは直に見て、触ってみないと分からないですね。写真では素敵に見えたのに、いざ目の前にして持ってみると、「あれ?なんか違う」というのもけっこうあって、逆に写真では地味に見えたものが自分にしっくりきて、手放したくなくなることもあります。
うちに無事に持ち帰り、梱包を解いてみると、やっぱりいいわ〜、の一言。沖縄にある育陶園の姉妹店「Kammy」で買ったボウルを某暴れん坊にゃんに破壊された思い出が一瞬、よぎりますが、できるだけ長〜く我が家にいてくれますように!
本日の食べ物ネタは、ちゃんぽんと羊羹でしょうか。小城市に羊羹店が25軒もあるとは知りませんでした。